May 07, 2018
エスポー(フィンランド)– ノキアは、IoTポートフォリオとIoT分析機能の拡張、ならびに主要な垂直市場向けに新たなIoTアプリケーション開発を加速すべく、スペースタイムインサイト社の買収を行いました。
米国カリフォルニア州サンマテオを本拠地として、米国、カナダ、英国、インド、日本でビジネスを展開するスペースタイムインサイト社は、輸送、エネルギー、公益事業分野の大手企業(Entergy、FedEx、NextEra Energy、Singapore Power、Union Pacific鉄道等)向けに、機械学習による分析及びIoTアプリケーションを提供しています。設備集約型産業向けに設計された機械学習モデル及び高度な分析機能により、高い精度で設備状況の変化を予測し、関連業務を最適化します。これにより、コスト及びリスクの削減、運用効率の改善、サービス停止時間の短縮等が可能になります。
今回の買収によって、スペースタイムインサイト社が持っている営業力や裏打ちされたIoTアプリケーションの開発環境、機械学習、そしてデータサイエンスにおける実績を、ノキアソフトウェアのIoT製品ユニットに組み込むことで、ノキアのソフトウェア戦略が一層強化されます。IoTソフトウェアポートフォリオとIoT分析機能が向上し、IoT製品開発が加速することで、新規及び既存のお客様に価値の高いIoTアプリケーションやサービスを提供できるようになります。
スペースタイムインサイト社の統合により、新鮮で高度なアプリケーションを、エネルギー、物流、輸送、公益事業といった主要な垂直市場に展開出来るようになります。
サクラメント電力公社のグリッド戦略及び業務執行責任者、ポール・ラウ氏は次のように述べています。「スペースタイムインサイト社とのパートナーシップにより、より効率的かつ迅速にお客様にさらなる価値を提供できるようになりました。スペースタイムインサイト社の革新的なソリューションとノキアの世界規模のポートフォリオが融合すれば、より良い設備の管理、業務の効率化、新機能の開発を向上させる強力で新たなツールを顧客に提供出来るようになるでしょう。」
ノキアソフトウェアのプレジデント、バスカー・ゴーティは次のように述べています。「スペースタイムインサイト社の買収によってノキアの戦略は大きく前進し、増加する相互接続のニーズに応える新たなインテリジェントソリューションを生み出すことができるでしょう。これにより、企業が人材、プロセス、設備の価値を最大限に高め、世界規模で優れたデジタルエクスペリエンスを配信できるようになります。」
スペースタイムインサイト社及びCEOのロブ・シリング氏は、ノキアソフトウェアビジネスグループのIoT製品ユニットに加わります。
スペースタイムインサイト社のCEO、ロブ・シリング氏は次のように述べています。「本日、スペースタイムインサイト社にとって大きな変革の時になりました。ネットワークやインテリジェントソフトウェアの未来を再構築出来るようなグローバルブランドであり、世界のトップ企業に加わることが出来て嬉しく思います。ノキアのIoTビジネスを拡大する一翼を担い、全く新しい次世代のIoTソリューションを共に提供できることを光栄に思います。」
スペースタイムインサイト社について
スペースタイムインサイト社は、設備集約型の企業のお客様が、人材、プロセス、設備を最大限に活用できるよう支援します。進行中の業務をコンテキストに応じてリアルタイムで最適化する機械学習分析及びIoTアプリケーションは、世界中の輸送、エネルギー、公益事業の大手企業で採用されています。スペースタイムインサイト社は、米国カリフォルニア州サンマテオを本拠地として2008年に設立されました。
ノキアについて
ノキアは、世界をつなぐ技術を開発しています。ノキア ベル研究所のイノベーションを基盤として、通信事業者、政府機関、グローバル企業、そして一般消費者に、最も洗練された包括的な製品、サービス、ライセンスを提供しています。
私たちは、高度なビジネス倫理・規範に基づき、社会的意義があり、高品質で、インテグリティを守る技術を開発しています。ノキアは、私たち人間の体感を向上させる5GやIoT (モノのインターネット) の通信インフラを実現します。