ペッカ・リュンドマルク、ノキアの代表取締役社長に就任:10年以上にわたりノキアとノキアシーメンスネットワークスの代表取締役社長を務めたラジーブ・スリ代表取締役社長、退任へ
ノキア
2020年3月2日
ペッカ・リュンドマルク、ノキアの代表取締役社長に就任:10年以上にわたりノキアとノキアシーメンスネットワークスの代表取締役社長を務めたラジーブ・スリ代表取締役社長、退任へ
エスポー(フィンランド) – ノキアの取締役会は、ペッカ・リュンドマルク氏をノキアの代表取締役社長に任命しました。同氏は今年9月1日に代表取締役社長に就任する予定です。
ペッカ・リュンドマルク氏は現在、フィンランドのエスポーに拠点を置く大手エネルギー会社フォータム社の代表取締役社長を務めています。彼は総株主に確実な利益をもたらし続け、同社の戦略刷新に成功し、変革する世界のエネルギー業界において同社を主要な会社に位置づけました。フォータム社に入社する前は、マテリアル・ハンドリング技術の世界的なトップメーカーであるコネクレーンズ社の代表取締役社長を務め、1990~2000年にはノキアネットワークスの戦略およびビジネス開発担当副社長など、ノキアで複数の幹部職を歴任しました。過去には、ヘルシンキ工科大学で理学修士号を取得し、今後は、フィンランドのエスポーを拠点とする予定です。
ノキアの会長を務めるリスト・シラスマは次のように述べています。 「アルカテル・ルーセントの買収を行い、そして5Gの世界を目前に控え、ペッカがノキアで働くことになり嬉しく思います。彼は、大手企業におけるリーダーシップと株主の価値創造などの実績があります。通信ネットワーク、産業のデジタル化、米国や中国などの主要マーケットにおける豊富な経験や、戦略の明瞭さ、経営の卓越さ、優れた財務実績の重要な取り組みが挙げられます。
リュンドマルク氏は次のように述べています。「ノキアを率いることができ光栄に思います。ノキアは非常に大きな可能性と多くの才能を持った企業です。 世界をつなぐテクノロジーを創るというノキアの使命を果たすことで、私たちは共に株主価値を創造することができます。私は、ノキアが5G時代にふさわしい企業であると確信しており、お客様、従業員、株主、その他のステークホルダーの皆様との約束を確実に果たすことが私の目標です。強固な価値観、先進的な技術革新、そしてお客様へのたゆまぬ貢献は、常にノキアの中核をなしてきました。」
現代表取締役社長であるラジーブ・スリ氏は、取締役会に先立ち、将来のある時点での退任を検討していることを示唆していましたが、それは確固とした後継計画が準備万端に整っていることを条件としていました。ノキアの取締役会は、CEOの継承のために決められた手順で、内部候補者を育成するとともに、外部候補者を絞るために、スリ氏と緊密に連携してきました。このプロセスは、2020年3月2日、ノキアの取締役会がリュンドマルク氏の任命を進める決定を下すところで、いったん幕が下ろされます。
スリ氏は次のように述べています。「ノキアで25年働いた後は、何か違うことをしたいと思っていました。ノキアは常に私の一部であり続け、ノキアをより良い場所にし、私をより良いリーダーにするために長年一緒に働いてきたすべての人に感謝したいと思います。私は、より良い業績に戻れる日が近いと信じ、長い時間をかけて成し遂げたことに誇りを持って会社を去ります。ペッカ氏の就任はノキアにとって素晴らしい選択です。スムーズな移行のために彼と一緒に働くことを楽しみにしており、彼の新しい役割での成功を祈っています。」
シラスマ氏は次のように述べています。「取締役会全体を代表して、ラジーブがノキアに多大な貢献をしてきたことに感謝したい。ラジーブの忠誠心、献身、そして深い誠実さは、ノキア全体の模範となりました。私と同じようにラジーブも、ノキアは自分の一部であり続けることでしょう。」
ラジーブ・スリ氏は2020年8月31日に現職を離れ、2021年1月1日まで取締役会のアドバイザーを務めます。彼はノキアおよびノキアシーメンスネットワークスのCEO在任中、通信インフラ部門の大幅な統合を指揮しました。複数の非中核資産の売却を含むノキアシーメンスネットワークスの抜本的な再生、収益性の高い特許ライセンス事業の大幅な成長、アルカテル・ルーセントの統合、新しいソフトウェアとエンタープライズ市場への多角化を成功させました。同氏の指揮の下、長期的な成功のポテンシャルと規模により、ノキアは通信インフラ分野で第4位から、トップ2のプレーヤーの1社にまでになりました。
ノキアの取締役会副会長兼会長候補であるサリ・バルダウフ氏は、次のように述べています。 「ペッカ氏は今後、ノキア社を率いるのにふさわしい人物です。私は彼とノキアのリーダーシップチームと緊密に協力して、将来に向けて会社が良いポジションにあり、より強くしていくことを楽しみにしています。
また、私はまたラジーブに個人的に感謝の意を伝えたいです。彼は、ノキアが通信インフラ業界のトッププレーヤーの1社になり、会社が劇的に変化していく渦中にいました。ノキアでの彼の経歴は、素晴らしい業績、比類なき顧客重視、そして業績と尊敬に基づく企業文化の構築に対する明確なコミットメントによって特徴付けられています。ラジーブはノキアを去っていきますが、彼が会社のためにしてきたことすべてに対して、私は感謝の意を表します。」
メディア向けの記者会見は今日11:00(EET)に、ノキアのExecutive Experience Center(Karakaari 18, Espoo)で行われ、ウェブキャストでは、下記のリンクでご覧いただけます。https://my.icareus.com/web/bright/player/embed/webcast?eventId=42144713&playerId=42073592報道関係者の皆様には、報道関係者の証明書をお持ちください。
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ペッカ・リュンドマルク氏について
生まれ:1963年
国籍:フィンランド
1998年、ヘルシンキ工科大学修士課程修了、技術物理学専攻
既婚、3人の子供の父親
職務経験
Fortum Corporation、代表取締役社長、2015年9月-現在
Konecranes Plc、代表取締役社長、2005-15年
Konecranes Plc、グループ執行副社長、2004-05年
Hackman Oyj Abp、代表取締役社長、2002-04年
Startupfactory Oy、マネージングパートナー、2000-02年
ノキア、各種上級管理職、1990-2000年
※本リリースは、2020年3月2日にノキアが配信したリリース「Pekka Lundmark appointed President and CEO of Nokia; Rajeev Suri to step down after more than a decade as President and CEO of Nokia and Nokia Siemens Networks」の抄訳です。当リリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
ノキアについて
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