ノキア、100件の5G契約と160件の商用契約を締結
- 5Gへの移行が続き、モバイル無線製品ポートフォリオを強化する中で、同社の進化を示す新たな展開
2020年10月2日
エスポー(フィンランド) – ノキアは今日、第3四半期に17件の5G商用契約を結んだことを発表しました。今期の契約締結により、契約数は5Gの契約が100件、有償のトライアルとデモを含む商用契約は160件に達しました。
ノキアは、5Gをいち早く導入している全てのマーケットに参入しており、米国の通信事業者トップ4社、日本と韓国のそれぞれトップ3社と契約を結んでいます。ノキアの無線アクセスネットワーク(RAN)の上位50社の顧客のうち、48社が5Gの企業を選びました。ちょうど今週、ノキアは英国のBTおよびフィンランドのElisaと契約を締結しました。
ノキアの5Gポートフォリオは、エンタープライズ向けでも勢いを増しています。現在、5G契約の12%をエンタープライズの顧客が占めており、最近ではドイツ鉄道、トヨタプロダクションエンジニアリング 、 サンドビックなどが自営用無線の導入を進めています。ノキアはまた、180社にのぼる自営用無線の顧客を抱えており、その多くは5Gへの移行が見込まれています。
通信事業者や企業の間で、ノキアの5Gを導入する勢いが高まっているのは、技術の進化によるものです。
- 2月には、世界で初めての4Gおよび5Gのネットワークスライシングを発表しました。4Gおよび5Gのネットワークスライシングにより、通信事業者は、特定の用途に合わせて調整したE2Eネットワークの独自の分離した「スライス」を、お客様に提供できます。
- ノキアは4月、業界初の動的周波数共有技術(DSS)ソリューションを導入し、2G、3G、4G、5G間でのスペクトル共有をサポートしました。
- 7月、ノキアはソフトウェアのアップグレードによって、従来の4G無線ユニット500万台を5Gに移行できることを発表し、これにより通信事業者の5Gへの移行が容易になります。
- 7月、ノキアはエンタープライズ向けに5G SAの自営用無線技術を商用化しました。
ノキアのモバイル・ネットワーク部門長であるトミー・ウィットは次のように述べています。「私たちはこの5Gの節目を越えることができ、非常に喜ばしく思います。私たちにはまだやるべきことがあり、マーケットは競争が非常に激しいことは知っています。しかし、私たちは急速に進化しています。弊社の締結状況は、弊社の進化がお客様に認められていることを明確に示しています。お客様の継続的な支援に深く感謝し、お客様のために価値を提供していく所存です」
注記:
ノキアは5Gの契約の締結状況をトラッキングしており、その結果をウェブサイト 「5G in Action」で報告しています。業界の標準的な慣行では、5Gの契約状況を報告することはありません。ノキアの数字は次のように計算されています。
- 5Gの商用契約160件には、署名済みの契約(商談)から有償トライアルまで、お客様とのすべての契約が含まれます。
- 5Gの商用契約100件は、署名済みの契約であり、そのうち第2四半期以降は17件です。
- 34件の稼働中の5Gネットワークとは、現在運用されている5G公衆無線ネットワークと自営用無線ネットワークの両方を指します。
- 商用の88%は通信事業者と、残りの12%はエンタープライズとの取引になります。
- 5G in actionのページに、公表された契約が掲載されています
ノキアについて
ノキアは、世界をつなぐ技術を創造します。世界中で利用可能なネットワーク装置、ソフトウェア、サービス、ライセンス、これらすべてを提供できるのはノキアだけです。受賞歴のあるノキアベル研究所によるイノベーションへの取り組みにより、ノキアは5Gネットワークの開発と導入をリードしています。
ノキアの通信サービスプロバイダの顧客は、当社の無線ネットワークで64億以上の加入者にサービスを提供しており、ノキアの企業顧客は世界中で1,300以上の産業用ネットワークを展開しています。最も厳しい倫理基準を堅持し、人々の生活、仕事、コミュニケーションの方法を変革します。最新情報については、www.nokia.com でご覧いただくか、Twitterで @nokia をフォローしてください。
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