ノキア、ソフトバンクのネットワークをスタンドアロン(SA)5Gコアで強化
- 3Gの時代から続く両社の関係を基にした成約
2020年12月8日
ノキア(本社:フィンランド エスポー)は、ノキアのクラウドネイティブな5Gコアソフトウェアが、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、以下ソフトバンク)のスタンドアロン構成の5Gサービスの開始に向けて選定されたことを、本日発表しました。ノキアは、世界マーケットにおいてスタンドアロンの5Gコアで没入型体験(VR/AR/MR)、固定無線アクセス、ビデオ監視・分析、クラウド・ロボティクス、コネクテッド・ビークルなどの新しいコンシューマーおよびエンタープライズ向けのユースケースを実現しています。
ノキアのクラウドネイティブな5Gコアソフトウェアは、5G時代に求められる様々な機能を通信事業者に提供し、従来以上の拡張性と信頼性が促進されます。またソフトバンクの加入者は、さらなる低遅延、広帯域、多数同時接続といった5Gの特長を体験することが可能になります。
ネットワークがより複雑になる中、ノキアのオープンな5Gコアアーキテクチャの使用によって、通信事業者はコストを管理しつつ柔軟にマーケットの要求に応えることができます。クラウドネイティブとDevOpsの原則に基づいて開発されたノキアの5Gコアにより、ソフトバンクのネットワークライフサイクル管理の自動化、継続的なソフトウェアデリバリー並びにインテグレーションも可能になります。今回の実装では、ノキアの5GコアはノキアのCommon Software Foundationを使用します。
ノキアのCloud Packet Coreのポートフォリオの中から、ソフトバンクはCloud Mobility Manager(CMM)とCloud Mobile Gateway(CMG)を使い、ソフトバンクの革新的な5Gサービスの提供に必要な大規模な拡張性、パフォーマンス、および信頼性を実現します。また、5G VoX・メッセージング製品Nokia TAS、および業界標準プロトコルを介してアクセス可能なクラウドネイティブデータベース製品Shared Data Layerを備えた加入者データ管理製品によって、オープンなエコシステムとサードパーティアプリケーションの統合が可能になります。
ソフトバンクの常務執行役員兼CIOの牧園啓市氏は次のように述べています。「高速で信頼性の高い5Gサービスを加入者に提供できるようになり、ノキアとの関係を拡大していけることを嬉しく思います。今回の5Gコアソリューションにより、5G移行の次のステップに弾みがつきます」
ノキア日本法人のノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社代表執行役員社長であるジョン・ランカスターレノックスは次のように述べています。「ノキアの5Gコアが提供するほぼゼロタッチの自動化機能、高度な運用効率性、拡張性そしてパフォーマンスは、ソフトバンクが先進的なサービスや体験を提供し、ネットワークの信頼性を向上させるにあたって、役に立つことでしょう。これはソフトバンクとノキアが長きにわたる両社の関係を今後さらに拡大していくうえで素晴らしいことです」
参考資料
ウェブサイト:Nokia 5G Core(英語)
ウェブサイト:Nokia Shared Data Layer(英語)
ウェブサイト:Nokia Cloud Packet Core(英語)
ノキアについて
ノキアは、世界をつなぐ技術を創造します。世界中で利用可能なネットワーク装置、ソフトウェア、サービス、ライセンス、これらすべてを提供できるのはノキアだけです。受賞歴のあるノキアベル研究所によるイノベーションへの取り組みにより、ノキアは5Gネットワークの開発と導入をリードしています。
ノキアの通信サービスプロバイダの顧客は、当社の無線ネットワークで61億以上の加入者にサービスを提供しており、ノキアの企業顧客は世界中で1,000以上の産業用ネットワークを展開しています。
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