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ノキア、インフィネラの買収を完了し、データセンター革命の推進に向け、光ネットワーク分野のイノベーションを推進

プレスリリース

ノキア、インフィネラの買収を完了し、データセンター革命の推進に向け、光ネットワーク分野のイノベーションを推進

  • 光ネットワーク市場における先駆的な主要企業2社が統合。
  • ノキアベル研究所の最先端の研究によって支えられた光ネットワーク事業を強化することで、この分野で他社を圧倒し、製品開発を加速し、迅速に顧客に提供できる体制を実現。
  • 急速に市場が拡大するWebスケール分野においてノキアの存在感を高め、顧客の多様化を加速。
  • あらゆる分野で通信事業者の可能性を広げ、AIの普及による通信量やそれに伴う電力消費量の増加に対応すべく事業を強化。
  • 合併の財務的根拠は確認済。

2025年2月28日

エスポー(フィンランド)- ノキアは本日、インフィネラの買収が完了したことを発表しました。米・サンノゼを拠点とするインフィネラは、買収完了後、ノキアに吸収合併されます。

今回の買収により、業界初の歴史を持つイノベーションのリーダー2社が共に歩を進めることになります。これによりノキアは、製品開発を加速できる規模を備えることで、光ネットワーク分野を強化し、この分野で他社を圧倒することが期待されます。インターネットサービスプロバイダー、Webスケーラー、エンタープライズなどの通信事業者の可能性を広げ、AIの普及による通信量やそれに伴う電力消費量の増加に対応すべく事業体制をさらに強化していきます。

「インフィネラの買収を迅速かつ成功裏に完了できたことを喜ばしく思っています。今回の買収により、ノキアの光ネットワーク事業の規模と収益性が大幅に向上し、イノベーションのスピードを速め、AI時代のニーズに適切に対応することができます。インフィネラの買収は、ノキアのデータセンターの成長戦略を加速させ、北米およびWebスケールの顧客における当社の存在感を強化します。」とノキアの代表取締役社長兼CEOのペッカ・ルンドマルクは述べています。

「今回の買収は非常にスムーズに行われ、ノキアにとって非常に好感触で、顧客からも強い支持を得ています。インフィネラから新たな同僚を迎え、インフィネラの専門技術を活用して、業界のイノベーションのけん引すべく新しい組織作りを行っていく中で、ノキアベル研究所の最先端の研究によって支えられた幅広い光ネットワーク技術の可能性を見出していきます。イノベーションはスケールメリットにより加速し、買収による事業拡大によって、多くのサービスをより迅速にお客様に提供できるようになります。」とノキアのネットワークインフラストラクチャ部門プレジデントであるフェデリコ・ギレンは述べています。 インフィネラの従業員は、ノキアのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるジェームス・ワットが率いる光ネットワーク部門に加わることになります。また、インフィネラのCEOであるデビット・ ハード氏は、ネットワーク・インフラストラクチャ事業グループの最高戦略成長責任者としてノキアに加わります。彼は、特定の顧客セグメント戦略、製品と市場の組み合わせ、事業グループ全体の市場開拓アプローチなど、事業グループの成長計画の策定と管理を担当します。

「デビット氏をノキアのネットワーク・インフラストラクチャ事業グループに迎え入れることができ喜ばしく存じます。彼は、豊富な専門知識と事業戦略の経験を存分に活かして、ネットワーク・インフラストラクチャ事業グループによるビジネスチャンスの獲得や、当グループが展開しているすべての地域や事業分野における目標達成に向け主導的な役割を果たすことになります。」とフェデリコ・ギレンはさらに述べています。

「Webスケール分野でのゆるぎない成長から、メトロネットワーク、長距離ネットワーク、海底ネットワークを網羅した光通信ネットワークサービスの提供まで、インフィネラは数々の実績を残してきました。インフィネラは、ノキアにとって、光ネットワーク分野でリーダーシップとイノベーションを補完し合えることができる最適な企業です。私は、今回の合併によってノキアのビジネスチャンスが拡大でき、ノキアのネットワーク・インフラストラクチャ事業のさらなる飛躍に貢献できることを非常に喜ばしく思っています。また、世界中のすべての地域や分野で、この分野の事業の成長を加速させるためにチームに加わることを嬉しく存じます。」とハード氏は述べています。

合併後のノキアのソリューションは、世界中の1,000社以上の顧客が利用することになり、世界中の大企業、公益企業、政府、研究・教育機関などの主要組織を支えています。

AI時代の課題への対応
現在、データセンターは変革期に差し掛かっており、AIとクラウドにより新たな需要が劇的に増加しています。これらの需要に対応するには、ネットワーク技術のミッションクリティカルな部分を重視したデータセンターに関する新しい発想が必要になってきます。

ネットワーク・インフラストラクチャ分野のノキアの製品は、通信事業者からWebスケールの企業に至るまで、あらゆる業界のお客様に対し、同じミッションクリティカルな基準を採用しています。ノキアは、容量、柔軟性、管理のしやすさだけでなく、信頼性、セキュリティ、持続可能性などの観点でイノベーションを推進することで、データセンターとユーザーの両者に価値をもたらすことのできる非常に有利な立場にいます。AIによって新たに発生する通信量の需要増加に対応するためのデータセンター内のサーバー間通信での利用でも大きな価値を提供します。

2億ユーロのシナジー効果を再確認
2024年6月28日、ノキアとインフィネラは、ノキアがインフィネラの株を一株あたり6.65米ドルで買収するという最終合意に署名したことを発表しました。インフィネラの株主様への支払いは現金、ノキアの株式、またはその両方の組み合わせを選択できます。また、ノキアの株式発行数は、インフィネラの株主様に支払われる対価の総額の約30%に制限されるようになっています。ノキアの株式はすべて米国預託株式の形式でインフィネラの株主様に発行されます。

ノキアは昨年の6月に発表していましたが、本日改めて、今回の買収が2025年のノキアの比較可能な営業利益とEPSにプラスになることを見込んでおり、ノキアは引き続き2027年までに今回の買収による効果として、純比較可能な営業利益2億ユーロ以上を目標としており、この効果は3年間で徐々に増加していくものと考えています。今回の買収により、2027年の比較可能なEPSは10%以上増加する見込みです。

マルチメディア、技術情報、関連ニュース
ウェブサイト:Nokia Optical Networks
ウェブサイト:Infinera is now part of Nokia

ノキアについて
ノキアは、みんなが共に歩んでいけるテクノロジーを創造します。

B2Bのテクノロジーイノベーションのリーダーとして、モバイルネットワーク、固定ネットワーク、クラウドネットワークの分野にわたってノキアの製品やサービスを活用することで、知覚、思考、行動するネットワークを切り拓いていきます。さらに、数々の受賞歴があり、今年創立100周年を迎えるノキアベル研究所による長期的な研究や知的財産によって新たな価値を創り出します。

あらゆるエコシステムにシームレスに統合できる真にオープンなアーキテクチャを用いて、ノキアの高性能ネットワークにより、収益化と規模拡大の新たな機会を創出します。世界各国の通信事業者、企業、パートナーは、安全で信頼性が高く、持続可能なネットワークを提供しているノキアに信頼を寄せ、ノキアとともに未来のデジタルサービスとアプリケーションを開発しています。

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ノキア広報部(海外)
メールアドレス:Press.Services@nokia.com 
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